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アダルトx
第14章 桜井正平
ミドリは顔をあげて、桜井の顔を見た。丸坊主の頭のかたちにふと見覚えのある気がしたが、懇願することが先だ。低姿勢を心がけねば。
「ねえ、皆さんのことは知りません、でもわからないんです、私、そんな酷いことしましたか?」
「子供たちを裸にひんむいて、アブノーマルなセックスを教えたことか?
辱しめを与えて、子供たちの尊厳を傷付けたことか?」
「尊厳を傷付けたなんてそんな」
桜井は苦笑いをして、ミドリの足元にやってきた。
そして左脚を撫でるように触ってきた。
「俺もアブノーマルは好きだぜ。でも子どもには興味はないね。あんたは大人だ。いい身体をした、セックスに餓えた、若い女。あんたみたいな女に会うと興奮してしまう。
興奮して、ゆでダコみたいになっちまう」
ミドリは桜井の口元がおかしなことになってきているのに気付いた。
それにどんどん背が低くなって、足元のベッドの下に隠れて見えなくなってしまった。
どこに消えたのかと辺りを見回していると、足元のベッド柵からにゅるにゅると蛸の足が2本、這い上がってきた。
足の中から丸坊主の、桜井の頭があらわれた。
そう、ジャングルスペースの泉のふちでミドリを待ち構えていた、蛸の化け物だ。
「ねえ、皆さんのことは知りません、でもわからないんです、私、そんな酷いことしましたか?」
「子供たちを裸にひんむいて、アブノーマルなセックスを教えたことか?
辱しめを与えて、子供たちの尊厳を傷付けたことか?」
「尊厳を傷付けたなんてそんな」
桜井は苦笑いをして、ミドリの足元にやってきた。
そして左脚を撫でるように触ってきた。
「俺もアブノーマルは好きだぜ。でも子どもには興味はないね。あんたは大人だ。いい身体をした、セックスに餓えた、若い女。あんたみたいな女に会うと興奮してしまう。
興奮して、ゆでダコみたいになっちまう」
ミドリは桜井の口元がおかしなことになってきているのに気付いた。
それにどんどん背が低くなって、足元のベッドの下に隠れて見えなくなってしまった。
どこに消えたのかと辺りを見回していると、足元のベッド柵からにゅるにゅると蛸の足が2本、這い上がってきた。
足の中から丸坊主の、桜井の頭があらわれた。
そう、ジャングルスペースの泉のふちでミドリを待ち構えていた、蛸の化け物だ。