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恋人はスーパースター
第2章 如月隼人の一日
彼の朝は、早い。
どんなに、夕べ寝たのが遅くても、起床は5時。
朝起きたら、朝食前に、必ず筋肉トレーニング、ジョギングをやる。
朝食は、毎朝栄養バランスを考えて自分でつくる。
彼は、樹から貰った白金のマンションに一人で暮らしていた。
基本、恋人は作らない。
アイドルとして、スキャンダルはとても煩わしいだけだから、女は"飼う"ものだと考えている。
「ちっ、こいつも潮時だな…」
去年の秋に、樹からこのマンションを譲り受けた理由がある。
それは、このマンションには、隼人の性癖に適した部屋が存在していたからだった。
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