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恋人はスーパースター
第9章 婚約パ―ティ―は、大波乱
隼人は、ヘッドセットマイクをつけている。
ソロのダンスは、陽気なファンキ―ダンス。
すごく、盛り上がるナンバ―だ。
「みんな、準備はいいか?」
「「Oh Yes!!!HAYATO!!」」
会場内から手拍子が始まる。
若い女性から年配の方まで隼人のダンスに合わせて、手を叩いている。
見れば、マスコミの記者団までもが楽しそうに手拍子に便乗している始末。
「もっと声出して行こうぜ!!!せ―の!!!」
「「Oh Yes HAYATO !!!Oh Yes "N""N"I Love "N"!!!」」
「OK!!!そんじゃ、盛大にいきますか?」
「「キャー!!キャー!!キャー!!!!」」
隼人は、床に頭をつけて、くるくると踊る。
その速さは、尋常じゃない。
曲にピタッと合わせて、静止、またくるくると踊る。
((陽気な隼人のダンス、大好き!!!))
曲の中盤になると、舞台袖から樹が出てくる。
隼人と同じ衣装を着て、ヘッドセットマイクをつけて、さっきとはうって変わって、樹も楽しそうに、手拍子しながらやってくる。
「「樹さま、キャー!!キャー!!」」
会場が騒然となった。
これで"N"の二人が揃ったのだから、無理もない。
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