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恋人はスーパースター
第9章 婚約パ―ティ―は、大波乱
「皆さま、たくさんの拍手や声援ありがとうございました。」
「ありがとうございました」
樹や隼人は、深々と頭を下げた。
そして…
「実は俺たち、この場を借りて、言いたい事があります。」
「まずは、リ―ダ―の俺から」
会場はシ―ンと静まりかえる。
みんな樹の発言を待っている。
「本日を持って"N"は、MMEプロダクションから独立して、俺が立ち上げたITSUKIプロに契約移行します!!」
その瞬間、たくさんのフラッシュが樹と隼人を襲った。
「えっ―!!!独立ってことは、樹さんが代表取締役又は社長業を行うって事ですか?」
「はい。世界進出を果たした俺らが、もっと発展していくように、努力していきたいと思います。また、より多くのア―ティストを生み出し隼人と一緒に育てて行きたいです!!!」
「MMEとの違約金などの問題はないんですか?」
「それは、問題ないです!!」
樹がきっぱりいいのけると、柚葉は、エドワ―ドの事を見た。
「お父さんが、やったの?」
エドは、首を横に振る。
「違うよ、全ては樹が今まで努力したお金で賄っている。オレはノ―タッチだ。柚を守る為に、自分らしい会社を設立したいと、言ったんだよ、このオレに。これは頑張ってきた、樹の成果の証しだね?」
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