この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋人はスーパースター
第9章 婚約パ―ティ―は、大波乱
「樹さん、すごい、すごいね?」
一夏は、目を輝かせて言った。
柚葉は、涙を浮かべて頷いた。
「うん!!!」
エドワ―ドは、そんな柚葉の頭を撫でて、笑う。
「樹の事を、よろしくね、柚?」
「うん、うん!!!」
「エドワ―ドさま…」
カインがスッ―とやって来た。
「そろそろお時間の方が…」
「ああ、そうだね、あれこれ詮索される前に退散しておきますか?」
「はい、マスコミ対策用の退路は確保してあります、こちらへ」
「うん、ありがとう♪」
エドワ―ドは、一夏に言う。
「今度、ロンドンに遊びにおいで?君なら大歓迎だから♪」
「は、はい、もちろん!!!」
一夏は、ドキドキしながら答えた。
「じゃあ、柚、またね?」
「ありがとう、お父さん!!!」
柚葉が礼を言うと、エドワ―ドとカインは、マスコミの渦をすり抜けるように、会場を出ていった。
.