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恋人はスーパースター
第10章 恋人はス―パ―スタ―
柚葉は、誰もいない談話室に隼人を押し込むと、鋭い目付きで睨み倒した。
「一夏が学校に来なくなっちゃったじゃない!!どうしてくれんの?」
「マジかよ、オレだって、あいつの両親にオレとの婚約を申し込んだんだが、断られた!!」
「何ですって?」
「これ以上、ジャックスホ―ド家に睨まれたくないんだとか?柚葉のせいじゃね?下手に一建設の禿親父を脅したりするから」
「わたしが余計な事をしたって言うの?」
「ああ、オレは、お前の親父の手を借りずに、一夏に婚約を申し込むつもりだった」
「…なんて事…」
「仕方ねぇな、こうなったら、強行手段使うしかないわ、柚葉、協力しろ?」
「あたしに、出来る事なら…」
「一夏を外に連れ出してくれるだけでいい」
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