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恋人はスーパースター
第3章 イジメなんかに負けない気持ち。


一夏は、柚葉と仲が深くなるほど、それはひどくなった。


始めは、オーソドックスに上履きがごみ箱に捨ててあった。

今日は、教科書に"バカ"って書かれていた。


一夏は、イジメの原因は、分かっていた。


"N"のliveチケットがプレミアチケット並みにネットオークションでは値上がり、なかなか手に入らなくなったからだった。

ファンクラブ会員枠でも、クラスのみんなが全滅したと嘆いていた。

それなのに、柚葉と一緒にliveに行くと言い張る一夏が、許せないんだ。

でも、一度決めたことは、守り抜きたい。

柚葉は、口や態度ではあまり表さないが、木下樹のファンなのかもしれない。という発言をチラホラ口に出していた。

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