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恋人はスーパースター
第6章 夢が叶ったとき
隼人は、一夏をタクシーに無理矢理連れ込んで、白金のマンションへと移動させた。
タクシーの中では、終始無言だった二人。
(…夢みたい。これは、夢かな?)
緊張のあまり、一夏は、ずっと彼の顔を見れずにいた。
しかし、部屋についたとたん、隼人の態度が激変した。
「好きなところに、座っていいぞ?」
「…コクン」
素直に頷いて、ソファーに座ろうとすると…。
「ちげぇだろ!!!」
「へっ?」
隼人の怒声に、思わず声が裏返ってしまった。
ばっちり目が合ってしまうと、心臓がバクバクする。
(…か、かっこいい!!!!)
一夏は、先程怒鳴られたことも忘れ、暫く彼に見とれていた。
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