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🍑桃と奥様❤
第1章 🍑桃と奥様💖
「やん、あ、舐めちゃ、やっ……」
手首から二の腕まで舐められて、腰の辺りがどうしようもなくむずむずします。
「我慢しろ。桃の汁ってヤツぁ、服に付くと取れねぇんだよ」
「んっ……だから、どうでもいい服着ろって、言ったのねっ……あ」
「そうだ。……うん、美味いな。ここにも垂れてんぞ、勿体ねえ」
サクナはそれが由々しき問題だとでも言う様に宣って、スグリの顎を捕らえて首筋に至るまでを丁寧に舌と唇で拭いました。
「あ……ぁ……んっ、やだぁ……ここ、外ぉっ……あっ?!」
「どうした?」
突然体を固くした妻に、サクナは訝しげな目を向けました。
「なんか……なんだか、チクチクするっ……」
「ああ。桃の毛が服に入ったな」
「もっ?!もののけっ!?もののけが、服にっ!?」
「も、も、の、け、だ。桃の毛。よーく見てみろ」
「……へっ?」
「桃の皮の表面に、産毛が生えてんだろ?見えるか?」
「あ!ほんとだ!……なるほどー、もものけ、ね……あ」
感心した様に頷いていたスグリが、もぞもぞと身をよじりました。
「やだ……やっぱりチクチクするぅう、もののけっ……」
「お前、また間違えてんぞ。……良し、脱げ。」
「へ?」
「桃の産毛が服の内側に着いてんだろ?脱いで服をひっくり返して、叩いて落とすしか無ぇだろうが」
「え!?え、えっ、でも、ここ外ぉっ……う!」
「ほら、まだチクチクすんだよな?気持ち悪ぃだろ、そのままじゃ……気にすんな、ここら辺り一帯全部、人払いしてある」
「へ?」
「さっき言っただろ?ここにゃあ、俺とお前しか居ねえ」
サクナはスグリの顎をすくって、桃よりも柔らかな頬の甘さをちゅっちゅっと堪能しました。