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申し訳ないですが、Mです。
第4章 露出
ヴヴヴ…!

バイブの振動が身体の芯にひびく。

「ふあっ!」

もうダメだと思っているのに、身体はさらに快感をもとめてしまう。

腰をおろして、しゃがむ。

「ああああああああっう!」

がくがくがくと、頭をふって快感をむさぼる。

ーもう、おかしくなっちゃう…!

目を、閉じて、沸き上がる衝動に身をまかせ、腰を上下させつづける。

外だということは忘れて、オナニーにふける。



「ねえ、何してるの?」


びくん!


ーえ?!


無我夢中でオナニーしていたところに、突然、女性の声がした。

身体が硬直する。


ーはあっはあっはあっ…

まだ、目はつむったまま、かたまる。

ー…まさか…

ーこの声は…


「ねえ、こんなところで、何しているの?」


女がもう一度くりかえす。


ーこの声は…知ってる…


目を、ゆっくり、開ける。

声の主は、背後にいる。

姿は見えない。


「こんなところで、こんなかっこして、何しているの?」

しゃがんでいる自分の背後からなぶるように声がする。

間違いなく、知っている。


ーありえない…なんで…なんでこんなところに…!


冷や汗が流れる。

知り合いに、ばれた。


「こっち向いて?」

ぽん、と肩に手が置かれる。

完全に、彼女はほくのフイをついた。


ーあああ…そんな…

しかたなく、ゆっくり、振り返る。


「ねえ、ヨシさん?」

女性がワタシを見下ろしている。


そこに立っていたのは、同僚のワカナさんだった。


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