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ハンカチの君
第17章 舞台裏

横田麻衣子はイライラしていた。
ヘルス仲間のレイからサークルの合宿のお土産だと言われて豚のストラップを渡されたからだ。
麻衣子は豚が一番嫌いだった。
自分に似てると言われたことがあるからだ。
加えてサークルの合宿など行く機会もなかったが、憧れていた。
それをレイは行きたくなかったけど無理やり彼氏に参加させられたと言ったのだ。
しかも、今日レイに会いに来ていた客は最初はマイを指名した。
なのに今ではレイしか指名しない。
レイばっかりなんで?そんな気持ちでいっぱいだった。
前にレイの彼氏の連絡先を入手したが、連絡はしていなかった。
少しだけレイに同情したのと、証拠がなかったからだ。
だから、お土産を渡してきた日に、ちょうどいいタイミングでレイの常連客である清一郎と手を繋いで階段を上がってきているのを見て今だと思った。
レイに気がつかれないようにこっそり写真を撮ってレイの彼氏に画像を送った。
(あなたの彼女はヘルスで働いてますよ。)
送信すると麻衣子は少しだけ気分が晴れた。
罪悪感は少しもなかった。
麻衣子は他の店に移ることがもう決まっていた。
レイに会うことももうない。
レイが嫌な目にあった想像をするだけでこれからの仕事を頑張れそうな気がした。
ヘルス仲間のレイからサークルの合宿のお土産だと言われて豚のストラップを渡されたからだ。
麻衣子は豚が一番嫌いだった。
自分に似てると言われたことがあるからだ。
加えてサークルの合宿など行く機会もなかったが、憧れていた。
それをレイは行きたくなかったけど無理やり彼氏に参加させられたと言ったのだ。
しかも、今日レイに会いに来ていた客は最初はマイを指名した。
なのに今ではレイしか指名しない。
レイばっかりなんで?そんな気持ちでいっぱいだった。
前にレイの彼氏の連絡先を入手したが、連絡はしていなかった。
少しだけレイに同情したのと、証拠がなかったからだ。
だから、お土産を渡してきた日に、ちょうどいいタイミングでレイの常連客である清一郎と手を繋いで階段を上がってきているのを見て今だと思った。
レイに気がつかれないようにこっそり写真を撮ってレイの彼氏に画像を送った。
(あなたの彼女はヘルスで働いてますよ。)
送信すると麻衣子は少しだけ気分が晴れた。
罪悪感は少しもなかった。
麻衣子は他の店に移ることがもう決まっていた。
レイに会うことももうない。
レイが嫌な目にあった想像をするだけでこれからの仕事を頑張れそうな気がした。

