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ハンカチの君
第18章 助けて。
圭子はサークルの人達を避けていたのだが、上手くいかないこともある。

ある日教授に頼まれた資料を運んでいると、町田に会ってしまった。
圭子は持っていた資料で顔を隠して町田の横をそっと通り過ぎようとしたが、服の首の後ろを掴まれて前に進めなくなった。

「圭子ちゃん久しぶりだね。」
圭子はびくりと体を揺らして町田を見た。

「ひ、久しぶりです。あの、私急いでるのでもう行っていいですか?」
町田はスマホを取り出して操作し出した。

「悠馬といい加減仲直りしたら?」
「…仲直りも何も悠馬さんが別れるって言ったので。」
「あ〜そう?あいつも素直じゃないからな〜。」
「あの、もう行っていいですか?」
「お!来た来た!悠馬こっち!」
町田が悠馬の名前を呼んだので、圭子は振り向かなかった。

「何だよ。」
「いや〜。悠馬も意地張ってないで圭子ちゃんと仲直りしたら?」
「意地なんかはってね〜わ。」
「…あの、私もう行ってもいいでしょうか?」
圭子は誰の顔も見ることなく下を向いた。

「ねぇ、ねぇ、圭子ちゃんのおしっこする姿って素敵だね。食ざーも趣味なの?」
町田の言葉に圭子は顔を上げて2人を見た。

町田はニコニコと笑っていて、悠馬は冷たい瞳で見下ろしていた。
「何で?写真は消すって…。」
「消した。消す時に勝手にこいつが見たんだろ?」
「酷い、酷いよ!最低だよ!」
「ああん?そもそもヘルスで働いてるやつが何言ってるんだよ。」
「…何で知ってるの?」
悠馬は圭子と清一郎が手をつないでいる写真をスマホの画面に映して見せた。
「マイとか言うお前の仕事仲間が俺の携帯に画像送りつけてきた。お前どこに行っても嫌われるんだな。」
「嘘!?マイが…。」
圭子はマイに嫌われていた事実に困惑した。
どうして嫌われたのかさっぱりわからなかった。

町田は悠馬のスマホを覗き込むようにしてみた。
「やべ〜。これ圭子ちゃんだ!こんなデブにご奉仕したの?うわ〜想像するだけで勃起するわ!悠馬そこどこの店?俺絶対通う!」
「や、やだ!」
「やだって働いてるのは圭子ちゃんでしょう?」
「だってそれは、学費を払うために仕方なく…。」
「お金のためなら誰とでも寝れるんだね。なら俺も売り上げに貢献しなきゃね!」
町田はそう言うと圭子の胸を鷲掴みにした。
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