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ハンカチの君
第21章 美玲
「あ、んっ、はぁ。悠馬気持ちいい!悠馬のチンコ最高!デブと全然違う!」
美玲は腰の動きを止めることなく、悠馬にキスをした。
舌で悠馬の唇を刺激して口の中に挿れると、舌を絡めた。

「ひやああ!」
圭子の甲高い声が聞こえて振り返ると、圭子はまた清一郎に犯されていた。
気持ちよさそうに乳首を尖らせて、清一郎の動きに合わせるようにお尻を振っていた。
唇は半開きになっていて、真っ赤な舌を美玲は舐めたいと思った。

悠馬も気がつくと圭子を見ていた。

清一郎が圭子の中に吐き出した瞬間に悠馬も美玲の中に吐き出した。
「あっ、悠馬…激しい。」
悠馬は全く動いてなかった。
悠馬の肉棒を気持ちがいいとも別に思わなかった。

しかし、美玲は圭子と清一郎のセックスを目の当たりにして何故だか悔しくなり、そう言った。

圭子の反応を見ようと圭子に目を向けると、圭子はあまりの気持ちよさに失神したようだった。
清一郎の肉棒はそんなにいいんだろうか。
それをよく見ようとしたが、清一郎はすぐにズボンをはいてしまったのでよく分からなかった。

「美玲さん。まずは約束どうり写真を消してもらえますか?」
美玲はスマホを清一郎に見せながら、圭子の精液まみれになっている画像を消した。

本当は家のパソコンにデータを保存してあったが、そのことは伝えるつもりもなかった。

「ありがとうございます。念のために聞きますが、この写真のデータを別の電子機器に保存しているということはありませんか?」
「…保存してないです。」
おどおどした見た目に反して清一郎が愕然とした態度で美玲に話しかけてくるのに驚いた。

「そうですか。ではこの誓約書に名前を書いてください。」
美玲が渡されたのは圭子が写っている写真のデータを全て消すこと。
もし残っていたり、それらが流失した場合法的措置をとることが書いてあった。

美玲は冷や汗をかいた。
ここまでするほどのことなのか。
そして、まだ写真のデータがパソコンに保存してあるのにこの誓約書にサインすることが戸惑われた。


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