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ハンカチの君
第21章 美玲
「ここまでしなくても良いのではないですか?」
「念のためです。データさえなければ何もしませんので。」
「…簡単にサインしてはダメだって両親に言われてるので。」
「では弁護士を挟みましょう。そうすれば良いですね?」
「弁護士?何もそこまでしなくても!」
「美玲さん。あなたの選択肢は今サインするか、弁護士を挟んで自宅でサインするかのどちらかです。
弁護士を挟む場合、あなたは実家暮らしみたいなので親が心配するのでは?」
美玲はそう言われると今サインするしかなかった。

とりあえずサインして勝手に画像を持っていてもきっとバレないと考えた。

「ありがとうございます。今サインされましたので、もし万が一画像があった場合は覚悟してくださいね。」
「…覚悟っていったい何が起こるのですか?」
「持っていないそうなので何も起こりませんよ。もしもの話をするのであれば、大学にも通えない、就職もできないかもしれないとだけ言っておきます。」
「…そこまで。」

清一郎は美玲の表情を見てため息をついた。
「…まぁ、いいです。悠馬さんもサインしてもらえますか?お金はとりあえずこれだけでいいですかね?」
清一郎はそう言うと悠馬にお金の入った紙袋を渡した。

悠馬はそれを呆然とした表情で見た後、適当に返事をしてサインをした。

清一郎はラブホテルの会計もした後、気絶したままの圭子を連れて部屋から出て行った。

美玲と悠馬もラブホテルから出た。
悠馬と特に話すこともなく、美玲はそのまま帰宅した。
家に帰ってパソコンに入った写真のデータを開いた。

急にあの誓約書のことが怖くなってマウスをクリックしてデータを消した。
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