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第4章 交際

安っぽいベットの上で少し仮眠をとると、圭子は起き上がって赤い下着を身につけた。

この下着は、悠馬が誕生日にプレゼントしてくれた物だった。
ショーツは脱がずに挿れられるように穴が空いているし、ブラジャーは乳首が透けて見えるような卑猥なデザインだった。
しかし、圭子のサイズに合っていて着け心地が良かったので気に入ってよく身につけていた。

悠馬は圭子が自身の選んだ下側に見つかることを嬉しそうにしていた。
しかし、今はベットの上で裸になり片膝をついて不貞腐れた表情をしていた。


「なぁ、もう行くのか？泊まってけよ。」
「バイトがあるの。最初から伝えてあったでしょ？」
「バイトなんかブッチしろよ。みんなやってるって。」
「ブッチなんかしたらクビになるでしょう？私には、学費や家賃を全て親に払ってもらってる悠馬とは違って生活がかかってるの。」
圭子は話しながら白いワンピースを身につけた。
軽く髪を整えて、持ってきた鞄を掴む。
「もう行くね。」

悠馬の返事はなかった。
不貞腐れていて無視しているのだと分かっていたので、気にすることなく悠馬の家を出た。
合鍵を持っていないので、鍵を閉めなかったが、すぐに悠馬が閉めるだろうと思い気にしなかった