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第4章 交際

悠馬はやると言ったら必ず実行することは、圭子は理解してきていた。

ここで尿を出さない限り、圭子はいつまでも裸で外にいることになる。放置したまま置いていかれる可能性だってある。
圭子は、覚悟を決めると座り込んだ。

「あ、待って！折角だから雄犬みたいに四つん這いになって、片足を上げて隣の車のタイヤにかけてよ。」
「ううう…。わかった。」
圭子は嫌々四つん這いになると、片足を上げて隣の車のタイヤにオシッコの穴を向けた。
悠馬の車の隣に駐めていた車は、真っ白な外車で一目で高級車だと分かった。

高級車に自分は今からオシッコをかけるのかと思うと、中々出なかった。
悠馬の視線も気になって、焦って勢いよく踏ん張った。

「ふぅ…。んっ…。」.
圭子はお腹に力を強く入れると黄色い液体が勢いよく出て、高級車のタイヤを濡らした。

「んっ…。ふぅ。」
オシッコを少し出して止めるつもりだった。
しかし、溜まっていたのか思ったよりも長く出てしまった。

「んっ、んっ。」
尿が全てで終わると、なぜか気持ちよく感じた。
足を上げたまま、体がブルリと震えた。

その時パシャリと音がした。
悠馬を見るとスマホを構えていて、写真を撮ったのがわかった。
「辞めて！！消して！！」
「記念写真だよ。付き合った記念写真。
お前が俺の彼女でいる限りは誰にも見せたりしないから。それによく撮れてるだろ？この顔見ろよ。変態としか思えないだろ？」

悠馬のスマホに映しだされた圭子の画像は、その手の女優だと言われても違和感ないほど卑猥なものだった。

瞳は潤んでいて、表情は恍惚としていた。
大きな胸の先にある乳首はピンと立っていた。
剛毛な下の毛から出た黄色い液体は、タイヤにかかっていた。

圭子はあまりの卑猥さに見たくないと思い、目を閉じた。
しかし、スマホの画像が自身の脳にいつまでも残っていた。

悠馬はスマホをしまった。
ポケットからキーケースを取り出して、車を開けた。

「で、乗るの？乗らないの？俺は別に置いていってもいいけど？」
圭子は一旦画像を消すのを諦めて、車に乗り込むことにした。