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ハンカチの君
第4章 交際

「あぁ…残念です。今出て行っちゃいました。」
悠馬は残念そうな顔をして、入り口の扉の方に目を向けた。
「まぁ、そうなの?残念だわ。」
「また来ますよ。それではもう行きますね。」
「ええ、引き止めてごめんなさいね。」
悠馬はやっとカードキーを鞄から取り出した。
エントランスの重厚な扉を開けると中に入った。
圭子は大人しく悠馬の後ろを四つん這いのまま歩いた。
エレベータに乗りこむと、安心して立ち上がった。
悠馬は5階のボタンを押すと、圭子のお尻を触ってニヤニヤと笑った。
「ヒヒヒ、ヒヒ。猫だって!!まぁ、素っ裸で四つん這いで歩いてるなんて、猫と一緒だよな?今度首輪買う?」
圭子は無言で、首を横に振った。
5階に着くと悠馬は自身の部屋の前で立ち止まり、鍵を開けて部屋に入った。
圭子も素早く悠馬に続いて玄関に入ると、腰が抜けたように座り込んだ。
誰にも奇跡的に大学から会うことがなくてよかったと心底ホッとした。
トラックの運転手には見られてしまった。
だけど、顔まではよく見えなかっただろうと思い込むことに決めて、なかったことにした。
悠馬はそのまま玄関で靴を脱ぐと、部屋に入って行って消えた。
圭子はどうしたらいいのかと玄関で固まっていると、暫くして、悠馬が濡れたタオルを持って玄関に戻ってきた。
「風呂に入れるけど、まずは玄関で軽く拭いて。汚いから。」
汚くしたのは誰だと思った。
しかし、圭子は口に出さずに黙って汚れのついた膝と、乾きかけていたがまだ濡れている髪の毛や体を拭いた。
股の間は、悠馬が眺めていたので、恥ずかしく思い拭かなかった。
悠馬がビニール袋を渡してきたので、圭子の体を拭いて汚れたタオルを中に入れて玄関の隅に置いた。
悠馬は残念そうな顔をして、入り口の扉の方に目を向けた。
「まぁ、そうなの?残念だわ。」
「また来ますよ。それではもう行きますね。」
「ええ、引き止めてごめんなさいね。」
悠馬はやっとカードキーを鞄から取り出した。
エントランスの重厚な扉を開けると中に入った。
圭子は大人しく悠馬の後ろを四つん這いのまま歩いた。
エレベータに乗りこむと、安心して立ち上がった。
悠馬は5階のボタンを押すと、圭子のお尻を触ってニヤニヤと笑った。
「ヒヒヒ、ヒヒ。猫だって!!まぁ、素っ裸で四つん這いで歩いてるなんて、猫と一緒だよな?今度首輪買う?」
圭子は無言で、首を横に振った。
5階に着くと悠馬は自身の部屋の前で立ち止まり、鍵を開けて部屋に入った。
圭子も素早く悠馬に続いて玄関に入ると、腰が抜けたように座り込んだ。
誰にも奇跡的に大学から会うことがなくてよかったと心底ホッとした。
トラックの運転手には見られてしまった。
だけど、顔まではよく見えなかっただろうと思い込むことに決めて、なかったことにした。
悠馬はそのまま玄関で靴を脱ぐと、部屋に入って行って消えた。
圭子はどうしたらいいのかと玄関で固まっていると、暫くして、悠馬が濡れたタオルを持って玄関に戻ってきた。
「風呂に入れるけど、まずは玄関で軽く拭いて。汚いから。」
汚くしたのは誰だと思った。
しかし、圭子は口に出さずに黙って汚れのついた膝と、乾きかけていたがまだ濡れている髪の毛や体を拭いた。
股の間は、悠馬が眺めていたので、恥ずかしく思い拭かなかった。
悠馬がビニール袋を渡してきたので、圭子の体を拭いて汚れたタオルを中に入れて玄関の隅に置いた。

