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第5章 新しいアルバイト

働き始めてすっかり仕事にも慣れた頃に、悠馬から同棲しないかと言われたが断った。
家賃が半分でも浮くのはありがたかったが、ヘルスで働いてるのが悠馬にバレると、どんなお仕置きをされるか分からなかったし、これ以上脅迫のネタを増やしたくなかった。

悠馬に撮られた写真は、裸で車のタイヤにおしっこをかけている物だけで、密かに消去しようと悠馬がお風呂に入ってるすきにスマホのロックを外して盗み見たが、写真は見つけられず、ただ悠馬が浮気をしている証拠がたくさん出てきただけだった。

悠馬に浮気をされていることは気にならなかった。
これ以上性行為を強要されても辛いので、むしろ他の女で抜いてくれた方がいいし、なんなら早く圭子に飽きてくれた方がずっとよかった。

しかし、浮気相手とのメールのやり取りを見る限り、圭子の胸と顔と、大学が一緒だというステータスが気に入っているみたいで、別れる気はなく、浮気相手も既婚者だと分かり、ため息をついてスマホを閉じた。