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ハンカチの君
第11章 デート
圭子は悠馬の選んだ3着の水着と向き合い、泣きたくなった。
着ないと怒られるので、仕方なく1着目を着た。

1着目に着用した水着は一番布面積が多かった真っ黒なビキニだ。
それでも着用してみると、谷間には3本の紐しかなく、圭子の大きな胸を強調した。

お尻の部分も陰毛とお尻の割れ目がギリギリ隠れる布面積しかなく、お尻の横の部分は両方とも同じく3本の黒くて細い紐しかなくて泣きたくなった。

圭子が鏡を見て固まっていると、悠馬が試着室のドアをノックした。
見せろと言うことだろうと理解して、水着を腕で隠しながら試着室のドアを開けた。
悠馬に手で強引にどかされて真剣に見られた。
後ろを向かされたり紐の部分を触られたりして、真っ赤になって震える圭子が鏡に映っていた。

「うん。これはとりあえず合宿用で決定かな。次着て。」
「…もっと普通のビキニじゃダメなの?皆の前でこの水着着るの恥ずかしいよ。」
「最近はそう言うのが主流だから別に変じゃねーよ。それに折角なら、そのスタイルのよさをサークルのメンバーに自慢したいだろ。いいから次着ろよ。」
スタイルのよさを自慢したいのは悠馬だけだ。
試着室のドアを閉められたので仕方なく2着目を着た。

2着目は真っ赤な水着で、パンツ部分とトップス部分は繋がっていたが、乳首がギリギリ隠れるほどの布面積しかなく、前から見るとV字になっていて、股の間に食い込んだ。

腕を上げるだけで、乳首が見えてしまい、とても普段着用できるものではなかった。

圭子があまりの卑猥さに固まっていると、悠馬は試着室のドアを勝手に開けた。

「こっち向いて。」
悠馬はそう言いながらも圭子の腕を掴んで無理やり向かせた。

「ん〜、胸が結構潰れてるな。サイズが少し小さかったみたい。もう2サイズ大きいのを買おうかな。腕上げてみて。」
圭子は首を振った。
腕を上げたら確実に乳首が見えるからだ。

しかも、先ほどから視界の端に映る男性2人がニヤニヤした顔で圭子の方を見ていた。

「腕上げないと、その水着をサークルの皆の前で着せるよ。」
圭子は青ざめた顔で震えた。
今知らない人に乳首を見られるのと、サークルの人たちの前でこの水着を着せられるのなら、今乳首を見られた方がマシかもしれないと思った。
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