この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ハンカチの君
第2章 出会い
圭子は、大きな胸がコンプレックスだった。

高校生の頃から食に不自由な暮らしをしていた。
大学生になってからは、毎日20円のうどんばかり食べてお腹を満たしていた。

そんな食生活なので、腕や太もも、お腹はどんどん細くなっていった。
しかし、何故だか胸だけはどんどん大きくなっていった。

高校生の頃からつけている、Eカップのブラジャーがかなりきつくなっていて、買い換えるのがもったいないので悩んでいた。

圭子の服は親戚のお下がりばかりだった。
今日着てきた服は、タイトな白いブラウスと黒いパンツだ。
親戚が大学生の頃に着ていたらしい白いブラウスは、胸のあたりが窮屈で、生地が伸びていた。

悠馬は体目当てなのか、それとも巨乳好きなのかは分からなかった。
圭子には悠馬との交際よりも、この後のお会計の方が死活問題だった。

付き合わなかったら、割り勘の可能性が上がるかもと考えた。
とりあえず付き合って、のちのち考えればいい。

これだけの色男である。
女に不自由もしてないだろう。
いくらでも取り消せる。
そう考えた圭子は、深く考えずに返事をした。
「よろしくお願いします。」

悠馬はその返事を聞いて、大きな声をあげた。
「よっしゃー!!!」
悠馬の叫び声が店中に響いた後、周りの人達がちらほら拍手をしてきた。

悠馬は嬉しそうに顔を赤くして笑った。
周りにお辞儀をした後、デザートを急いで食べた。

悠馬は、デザートを食べるとすぐに支払いを済ませた。

お会計を終えて、来た時よりもさらに強引に圭子の手を握りしめて店を出た。
/147ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ