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ハンカチの君
第12章 約束
唇が重なった。
熱く湿った塊が圭子の口に浸食する。
熱を持った舌は、全てを知りつくしてるような丁寧な動きで歯をなぞり、圭子の舌を絡めとる。

「んっ、、あぁ。」
唾液を擦り付けるようにゆっくりと動く清一郎の舌の動きに合わせる。
いつもは熱に浮かされたように自身の舌も差し出し、清一郎の唾液を舐めとると美味しそうに飲んだ。

しかし圭子は虚ろな瞳に何も映さず、舌の動きを鈍らせると、清一郎の唾液を口の端からポタポタと零した。

清一郎は圭子の様子がおかしいことに気がついたようで、ゆっくりと舌を抜いて唇を離した。
圭子の耳たぶにキスをするように囁く。

「どうしたの?何かあった?」
清一郎の優しく温かい声に圭子は瞳から涙を流した。

「大丈夫だよ。言ってごらん?」
清一郎は圭子の耳たぶをゆっくりと味わうように舌を這わせた。

「んっ…。」
圭子は首を横に振って、瞳を閉じた。

「ここ…剃っちゃったんだね。僕は前の方が好きだったな。」
太くて長い指が、昨日までは確かに存在した茂みの痕をそっとなぞる。

「ふぅ…んっ。」
熱い手の動きに合わせて、じんわりと体中に血が巡った。
しかしツルツルになったそこが、体の熱を冷やす。

胸にできた赤い傷痕をそっとなぞって、清一郎は自分の顔の頬のニキビを潰した。

「それに、この傷痕も…これは彼氏の趣味?」
清一郎はニキビを潰した指で、圭子の頂きをそっと触ると優しく口付けて、チュパリと音を立てて吸い付いた。

「ふぅ…。」
下腹部が熱くなり、清一郎の指を温めた。
清一郎は、茂みの痕を指でなぞると、圭子の内部にゆっくりと侵入した。

「んっ…。」
グチュグチュとかき出すような動きをした清一郎の指は、ゆっくりと引き抜かれて圭子の前に晒された。

親指で圭子の汁でベトベトになった中指を確かめるように触ると、大きくてブヨブヨのお腹を圭子のお腹に押し付けて、耳元で囁いた。

「もしかして、彼氏に中出しされちゃった?」
清一郎に指摘されて、先ほどまで熱に浮かされていた体が急激に冷えていくのがわかった。
中出しされたのは昨日のことなのに、触れただけで分かるほど中は変化しているのだろうかと考えて恐ろしくなった。

手足が冷たくなり、ガクガクと震えた。
清一郎は、その反応で分かったのだろう。

「ピルは飲んだ?」
圭子は青ざめた顔で首を振る。

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