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ハンカチの君
第14章 合宿
悠馬は圭子の髪の毛を軽く引っ張って立たせた。
「疲れたからマッサージして。」
悠馬はうつ伏せになったので、圭子は指で背中を押すようにマッサージをした。

するとその時、ガチャリと音を立てて部屋のドアが開いた。
圭子が手の動きを止めて固まっていると瑞樹が部屋の中に入ってきた。

「ヒャ!」
圭子はとっさにベットの隅に置いてあった浴衣を掴んで極小ビキニを隠した。

瑞樹は気にしたそぶりもなく楽しそうに笑った。
「私のことは気にせず、続けてください。」
瑞樹はそう言うと、もう1つのベットの上に置いてあった鞄の中からポーチを取り出すと、浴衣を手に持って部屋を出て行った。

サークルの女の子と相部屋だとは聞いていたが、先ほどの荷物を取りに来た感じからすると瑞樹が圭子と相部屋だったようだ。

「おい!早くしろよ。」
悠馬は仰向けになると、何故かもう一度硬さを取り戻した肉棒を手で触って、先端の汁を指ですくって圭子の乳首に塗りつけた。

「んっ。」
圭子は鞄の中からコンドームを取り出すと、悠馬に跨ってゆっくりと腰を下ろした。
早くしないと瑞樹が風呂から帰ってきてしまう。

焦りながら挿入をしたので、あまり濡れてはいなかった。
前に一度潤滑剤を使いたいと悠馬に提案したことがあったが、濡れないお前が悪いんだろ!と怒鳴られて手酷く抱かれたので、もう耐えるしかなかった。

「あっ、はぁ…んんっ気持ちいい!!」
いつものように冷めた体で必死に悠馬に媚を売る。

「ああ…イク!!」
「っ!!俺も!!」
圭子が膣をわざと締めると悠馬も熱い液体を放出した。
ゴムを縛ってベットに投げ捨てると、満足したのか部屋から出て行った。

圭子は疲れていたのか、ビキニのまま布団で寝てしまった。
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