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ハンカチの君
第15章 お守り

圭子が泣いている間に町田は部屋に置いたままの荷物を取ってくると言って、部屋から出て行った。
悠馬はベットに座ると、スマホを触り出した。
圭子はこの時になって、清一郎がまだ部屋にいることを思い出した。
「…悠馬は荷物取りに行かなくて良いの?」
「友和が持ってくるだろ。」
悠馬は部屋から出て行くつもりはないみたいで圭子は焦った。
どうやったら悠馬が部屋を出て行ってくれるだろうかと考えて、訳のわからないことを口にしてしまった。
「私、イチゴ牛乳が飲みたいな…。」
「はあ?」
「…ねぇ、悠馬買ってきてよ。」
「…めんどいから嫌。」
「お願い。」
圭子は悠馬の腕に自身の手を置いて、上目遣いで媚びるような声を出した。
今までわがままを言ったことのない圭子の小さなお願いに悠馬は考えるそぶりを見せた。
「…友和に連絡する。」
「ダメ!!あ、えっと、今すぐ飲みたいの。町田君だと時間がかかるかもしれないでしょう?」
「…貸しだからな。」
悠馬はそう言うと、浴衣を軽く羽織り直して、部屋から出て行った。
悠馬が部屋から出て行くと、清一郎は立ち上がった。
圭子に目を向けることなく、部屋から出て行った。
圭子は清一郎にどう思われたのだろうかと不安に思った。
すぐにイチゴ牛乳を買って戻ってきた悠馬に適当にお礼を言うと、すぐ飲み干した。
疲れが溜まっていたので歯も磨かずにそのまま寝てしまった。
悠馬はベットに座ると、スマホを触り出した。
圭子はこの時になって、清一郎がまだ部屋にいることを思い出した。
「…悠馬は荷物取りに行かなくて良いの?」
「友和が持ってくるだろ。」
悠馬は部屋から出て行くつもりはないみたいで圭子は焦った。
どうやったら悠馬が部屋を出て行ってくれるだろうかと考えて、訳のわからないことを口にしてしまった。
「私、イチゴ牛乳が飲みたいな…。」
「はあ?」
「…ねぇ、悠馬買ってきてよ。」
「…めんどいから嫌。」
「お願い。」
圭子は悠馬の腕に自身の手を置いて、上目遣いで媚びるような声を出した。
今までわがままを言ったことのない圭子の小さなお願いに悠馬は考えるそぶりを見せた。
「…友和に連絡する。」
「ダメ!!あ、えっと、今すぐ飲みたいの。町田君だと時間がかかるかもしれないでしょう?」
「…貸しだからな。」
悠馬はそう言うと、浴衣を軽く羽織り直して、部屋から出て行った。
悠馬が部屋から出て行くと、清一郎は立ち上がった。
圭子に目を向けることなく、部屋から出て行った。
圭子は清一郎にどう思われたのだろうかと不安に思った。
すぐにイチゴ牛乳を買って戻ってきた悠馬に適当にお礼を言うと、すぐ飲み干した。
疲れが溜まっていたので歯も磨かずにそのまま寝てしまった。

