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ハンカチの君
第16章 海水浴
朝目が覚めると、圭子と同じベットで悠馬が寝ていた。

上半身を起こして瑞樹の布団を見ると、町田が寝ていた。

圭子はベッドから降りた。
自身の体がベトベトしていても気持ちが悪かった。
浴衣も羽織らずにV字の水着を着たまま寝ていたことに気がついて、お風呂に入ることにした。

部屋に備え付けのお風呂はユニットバスで、お湯に浸かる気にはならなかったので、シャワーで簡単に体を洗った。
浴室から出て歯を磨くと少しだけ気分が良くなった。

ワンピースに着替えて、髪を乾かすと町田と悠馬が起きてきた。
朝食は付いていないようで、町田が売店で買ってきてくれたパンを1つもらって食べた。

朝食を食べ終わると、海水浴場に行く準備をした。
町田と悠馬も用意が終わったようで、3人で部屋を出た。

海水浴場までは、歩いて行ける距離にあった。
現地集合だったのか、圭子が海水浴場に着くと、サークルのメンバーはもう水着に着替えて遊んでいた。

「ちょっと、町田君!遅すぎだけど!!」
3人に気がついた美玲が近寄ってきて文句を言った。
美玲は既に水着を着ていた。
ワンピース型のピンク色のお花がたくさん散りばめられた水着が良く似合っていた。
ただ、胸のあたりに隙間ができていて、乳首が見えそうだった。

「悪い悪い〜。」
町田は悪びれた様子もなくヘラヘラしながら、美玲の乳首を覗き見るように鼻の下を伸ばしながら視線を下に向けた。

美玲は圭子を鋭く睨みつけたが、悠馬が圭子の前に立って美玲の視線を遮った。

「海水浴なんか遊びだろ?集合時間とか守る必要あるのか?帰宅時間ならまだしも誰にも迷惑かけてないだろ。」
「そうよね。悠馬君の言う通りだわ。」
悠馬は遅れたことに対して悪びれもしなかったが、美玲は悠馬には優しそうに笑って肯定するだけだった。

「おい、俺に行ってることと違くないか〜?」
「…圭子ちゃんも早く更衣室で着替えてきたら?」
町田が美玲の態度の変化に批判したが、美玲は話題を変えるように圭子に話しかけた。

「あ、はい。…着替えてくるね。」
圭子は突然話を振られて戸惑ったが、美玲から逃げるように更衣室に向かった。
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