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飼い殺しの犬
第1章 飼い殺しの犬
「ん?……どうした、お前」
横たわったままの僕に近付き、先輩が覗き込む。
「……欲しいか?」
酒臭い。
日に焼けた肌に赤みが差し、ギラギラと光る瞳は何処か焦点が合っていない。
「なぁ、そろそろ欲しいんだろ」
……そんなモノ、欲しくなんか……
そう強く思うものの、本能には勝てそうにない。
指先が冷たくなって、震える。
「舐めろ」
僕の横に両膝を付いた先輩は、股間から張り詰めたイチモツを取り出す。
既に屹立したソレを僕に突き出し、強引に唇に押し当ててくる。
「……ん、」
乾いた唇を割りソレを受け入れれば、ズンッと喉奥まで一気に突かれる。
危うく歯に当たる所だった。
「ぅ、んっ……」
「……上手くなってきたじゃん、柚希」
恍惚とした表情を浮かべた先輩は、ハァハァと熱い息を吐きながら、僕の髪を愛おしげに触る。