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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第11章 二夜の過ち
「…………」
……また知らない天井。
今度は豪華で古風な和天井が見える。
「……あぁ!?」
ここで私はハッキリと目が覚めた。そうだ、ここは聖さんの家、私は三科さんから逃げ聖さんに助けられ、そして……。
「…………」
思い出す昨日の数々。
聖さんの驚く話から始まり、嫌な痕の上に聖さんが更に痕を付け、その後に私は……聖さんの『遊び』という名の、やらしい責めを受けた。
筆が通る感覚、細かい毛先が私の秘裂を刺激し、花芽に与えられた辛いほどの快楽。私は……感じ過ぎるくらい快楽を得、でも苦しさに聖さんに訴え、聖さんは途中で止めてくれたけど、あのまま責め続けられていたら、私は過ぎる快楽に狂っていたかも知れない。
「最後まで聖さんにやって貰うなんて。……私のバカ」
途中で止めた聖さんは、後始末と言い私の秘裂を丁寧に拭いて墨を取り、長襦袢だけを着させてくれて、この部屋に寝かせてくれた。
体力的に限界だった私は、寝かされた途端に眠りに入ってしまい、気づいたら今の状態。……なんか悪いことをした気分になるよ。
「……! そう痣!」
まだ怠いけど、洗面所まで歩き鏡を覗けば、昨日風呂に入る前より赤くなっている聖さんの証。これじゃ数日で消えないかも、そうなると私……仕事に行けないでしょう!
受付嬢が、こんな痣を付けてエントランスになんか立てない。どうしよう、会社には聖さんが連絡を入れていると言っていたけれど、受付には朝陽一人しか居ないんだよ。