この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第11章 二夜の過ち

「……なにを考えていたんだい奏多?」
「…………え?」

自分の考えで周りが見えなくなっていた時に、スーツ姿の聖さんに声をかけられたことに、漸く気がづいた。
時計を見れば夜の8時、随分と長く考えごとを……うんん、こんな遅くまで仕事をしていたんだ、聖さんは。

「その……お帰りなさい」
「ただいま。
いいね、誰かに『お帰り』と言われるのは。僕はずっと一人だったから」
「でも、お手伝いさんが……」
「うん、言ってくれるけどね、奏多に言われるほうがいい」
「……そう……」
「……なにかあったのかい奏多?」

聖さんを見ると、嫌でも思い出す昨日の出来事。
この痣と共に私は……聖さんの誘惑に身を委ねたこと、本気で感じてしまったこと。体中がざわめく、あの続きをと。

「……奏多」
「私……自分の体じゃないみたい」

違う、違うと思いたいの。
男性に責められ喜ぶ私の体は、私の体じゃないって。
……心が悲鳴を上げる、頭が否定する、今までの私でいいって。

「……奏多……」

着替えることもせずに、聖さんは私が座る椅子の前に跪く。そして、私の手に自分の手をそっと重ねた。

「快楽というのはね、重ねれば重ねるほど感じやすくなるもの。
奏多はどこかで感じたことがあるのではないかな? その経験と昨日の快楽が、奏多の体を更に敏感にしたのだろうね」
「でも、責められた場所を見ただけで私……」
「思い出し体が疼いた。
それは誰しもあること。僕もあの部屋に行けば、奏多を思い出して欲情するだろうね」

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ