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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第14章 誤解が溶けた愉悦な夜
(とは思うが、いつまで耐えられるんだ俺は。……ずっとお預けだったからな)
近くに居ても、奏多の前に姿を現すわけにはいかない俺の立場。本当はいつも見ている、エントランスに立つ奏多を、にこやかに相手をする姿をだ。いっそのこと俺として奏多の前に出よう、何度そう思ったことか。でもな、目的のために俺が姿を出すことは……ない、絶対にだ。
「……ん……」
「っ!」
小さな声がして、奏多の瞳がゆっくりと開く。まだ寝ぼけているのか、辺りを少し見渡し漸く俺と目が合った。
「やっと目が覚めたか」
「……巽さん?」
「あぁ、言っただろ覚悟しとけと。……おはよう奏多」
「お、おはようございます……」
額に触れるだけのキスをすれば、奏多は恥ずかしがり布団に潜る。昨夜、俺が言ったことでも思い出したんだろう、潜って小さくなっている奏多も、また可愛いときた。……逃がさないがな。
「そんなことをしても無駄だろ。こうすれば同じことだ」
「……えっ!?」
布団を捲り、くっついている奏多を仰向けに押し倒す。今日こそは逃がしはしない、日の光の中で奏多をじっくりと堪能するつもり。
「本当に朝っ!」
「あぁ、夜に見るより綺麗だな。白い肌が透けているように見える」
「は、恥ずかしいっ」
「もっと恥ずかしいことをしようか? 昨日そのままだ、ここはまだ濡れているんじゃないか?」
「!? 駄目っ巽さんっ!」
抵抗する奏多を楽々抑え、俺は奏多の両脚を割り開く。光に反射するように輝く秘裂、それは奏多が蜜を溢れさせている証に他ならない。