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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第18章 心境複雑中
「で、なんでその場所なんだ?」
「……なんとなく……」
「奏多お前のベッドだろ」
「まだ実感がない」
「はぁぁ……。数日で慣れろってほうが無理か」
巽さんは横を向いて、私の頬を優しく撫でてくれる。その感触だけでも気持ちがいい。細く長い指が動くたびに、くすぐったさと軽やかな快感がやって来るの。
……このまま眠くなりそう。
「……ぅ……ん……」
「っっ! はぁ、いいかげん我慢出来ん」
「ん? ひゃあ! た、巽さん!?」
「話すとまた長くなる。黙って俺に抱かれろよ奏多。毎回焦らされてるからな、俺のほうが限界なんだ」
「……あっっ……」
起き上がったと思ったら、私をベッドに引き揚げ、巽さんは私の喉元に唇を這わす。すっかり痕が消えた場所に、新たな巽さんの唇の感触が……。
「……痕、付けたいな」
「ンンッ! それはダメっ!」
「見えない場所ならいいのか?」
「……え? アッ」
私服のインナーの中に手が忍び込み、簡単にブラのホックを外されてしまった。そのままブラごと捲られ、私は今巽さんに両胸を晒している状態。こんな焦るような、性急のような巽さんは初めて……。
「この胸の膨らみの下とか」
「……アァッ!」
「臍近くもいいな」
「ンンッ!!」
巽さんの言葉と共に、チクっとした痛みが私を襲う。巽さんが吸い付き痕を付けているのが分かるの。
「あぁ、浮かんだな。奏多の白い肌は痕が浮かびやすい。もっと沢山付けてみたいという欲に刈られるなこれは」
「だめぇぇーー」