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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第21章 私が好きなのは

巽さんのワイシャツを着直して、コソコソとリビングに戻ってみれば、あれから着替えたのか、ジーンズに色物のワイシャツを着て、ソファーに座りながらニュース番組を見ている巽さんの姿。
普段はこんな感じなんだ、初めて見る巽さんの私生活に、私のほうがドキドキしてる。

物はそこそこあるんだけど、殆どを白と黒のモノトーンで統一し、無駄な物はあまりないと思う。
部屋の広さは、前に本人が言っていたように、私のマンションよりゆとりがある間取り。リビングと寝室の他にまだ部屋があるのよ、私はまだ覗いていないけれど。

「ん? 上がったのか。
なんでそんな場所なんだ?」
「なんとなく」
「クッションだったら、俺の背中だぞ?」
「それって意地悪だよ」
「素直に来いよ奏多」
「朝からエロいことをしなければ……」
「そりゃ保証出来ん」
「怪我人なのに……」
「一応はな」

一応じゃなくて怪我人でしょう、しかもまだ熱があるのに全然安静にしてくれない。渋々ながらもソファーに近づけば、巽さんのほうが立ち上がってソファーを空けてくれた。始めからそのつもりなら言ってよ。
またクッションを抱き締め、ソファーに座る私と、あぐらを掻いてフローリングに座る巽さん。その手には煙草が握られてる。

「テレビ……」
「ん?」
「ニュースばかりなの?」
「基本的にはそうだな。他に観たいものもあまりない」

甘い香りを漂わせ煙草を吸う姿は、朝陽とはまた別の姿。これは純粋に格好いいと思ってしまう。

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