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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第24章 最後の……過ち

巽さんと決めた後に、聖さんと二人きりで会うことになるなんて、私は思ってもいなかったの。でも巽さんは、行って来いの構えだから行かないとも言えなく、夕方数日振りに巽さんのマンションから出た。

「……聖さん……」
「乗って奏多」
「…………」

いつもの聖さんの車に乗り込み、聖さんは車を走らせる。前のように遠くに向かう感じは受けない、だって車は街中ばかりを走っているのだから。

「どこに行こうか迷ったんだけどね。……僕の家でいいかい奏多?」
「聖さんの? は、はい」
「流石に仕事帰りだから、料理は振る舞えないね。変わりにマンションに着いてから、なにか頼むよ」
「いえ、私は食べて来ましたから」
「そう……。僕一人だったら家の物で十分かな?」
「食べて来なかったほうが……」
「この時間なのだから、食べているほうが普通だよ」

本当は……お腹を空かせている巽さんを放置出来なくて、一緒に食べてしまったのよ。それを聖さんに言うわけにもいかず、ただ『食べて来た』とだけ言ってしまった私。これって少しズルいと思ってしまう。

車は巽さんの家とは会社を挟んで反対方向、この辺りで一番の高級マンション街へと入った。巽さんより広いと言っていたから、多分そうだとは思ってはいたけれど、ここは私なんかじゃ手すら届かないほどのマンション乱立地帯。その中でも豪華な億ションとして有名なマンションに、聖さんの車は入ってゆく。

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