この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第25章 社長の前での決断

「僕たちは邪魔ですかね社長?」
「お前たちには悪いが、うちもこんなものだぞ? 誰かを本気で愛しく守りたい気持ちは、なによりも勝る。あの偏屈な教えのせいで、お前たちが曲がってしまったかと思っていたが、意外に普通に育ってくれたと分かり、存外安心しているんだがな?」
「社長もですか……。やれやれ、見せつけられるのは僕だけのようですね」
「私的に近いんだ、社長と呼ばなくてもいい聖」
「もうそれに慣れてしまいましたので、今更社長以外では呼べませんね」
「こっちは多少偏屈に育ってしまったか。口悪くも親父と呼ぶ巽のほうが、まだ可愛げがある」
「僕は普通ですよ。……表向きはね」

私と巽さんがこんなことになっている向こう側で、聖さんと社長が凄いことになってない? 気づいて巽さんからは離れた私だけれど、向こう側の攻防に暫し唖然としていたのは仕方ないでしょう。

「だから言ったろ、私生活は新しい妻とラブラブ生活だと」
「はぁ、まあ……聞きましたけど、実際に見るとまた……」
「少し仕事から離れるとこれだからね社長は。僕なんか毎回ノロケ話を聞かされているよ」
「他に言うこともなし、多少はノロケさせてくれてもいいだろう。私とて漸く掴んだ幸せだ、ノロケたくもなる」
「……社長って、巽さんと聖さんを足したみたい」
「まぁ、親子だからな」
「しっかり二分したけどね」

こうして考えると、社長の性格も受け入られそうな感じがする。最後には社長のノロケ話で終わったよ。
でも巽さんに言えたこと、社長に認めて貰ったこと、私はとても嬉しくて、そして幸せだと思った。

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ