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第26章 もう過ちじゃない

「巽さぁん……」
「ん？　もう堪らないという顔をしてるな奏多」
「巽さんが責めるから……ハァンッ」
「こら、一応玄関なんだ、少しは声を抑えろ奏多」
「ン……ンン……」

パンティの上から秘部をなぞられただけで、快感の喘ぎ声を出してしまった私。巽さんに言われて、慌ててスーツにしがみつき、口を生地に寄せた。それを確認したように、細い指がパンティをズラして直接秘裂に触れられると、濡れた音と一緒に私の体が快感に反り返る。

「ンッ……ハァ……ンッッ！」
「あぁ、いい具合に濡れている。指を入れても大丈夫か奏多？」
「ンッ……大丈……夫」
「よし、いい子だ」

クチュと卑猥な水音を立てながら、細くて少しゴツゴツした指が私の膣内に侵入を試みる。すでに蜜で溢れているそこは、すんなりと指の挿入を赦し、早速責められるのは私の性感帯。

「ンンー！　ンッ、ンッ、ンッ」
「声、我慢してろよ」
「フゥッ……ンンッ！」

親指の腹で花芽をクルクル撫で回しながら、性感帯を引っ掻くように擦りあげられ、私の体は急速な快感に一気にボルテージが上がるよう。

「巽……さん、ダメ……ンハァ！　ンッンッンッ！」
「イキそうなほど、体が震えてるか……。奏多の中に入りたいんだ、少々荒くなるが許してくれ」
「……ぁ……はぁはぁはぁ……」

もう少しのところで指を離され、私の体は強烈な疼きに早く欲しいと言わんばかりに、巽さんを見上げてしまう。疼く体をいさめて欲しい、巽さんのモノで早く……私の体を貫いて。