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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第6章 一夜の過ち
凄い……蓄積されてゆく快感がいっぱい……巽さんがいっぱい。
見た目は細い人なのに、脱いだら無駄のない筋肉に私を自由に出来る力もある。
それに熱も……言葉通りな剛直な杭。ほぼ初めての私を快楽に染め上げるくらい猛々しいモノ。
一夜にして、私は巽さん色になってしまったような幻のような行為。
それももうすぐ終わる。
この夢のような一時が。
「アッアッアッアッー!」
「くっ、また締まったな。
……イクぞ……奏多……」
「ハァァ……巽さんっ!」
パンパンという音が室内に木霊するくらい、激しく私を責める巽さん。
見つけられた場所から……来るの、擦られ感じ溜まった、いままでにない大きな快楽が!!
「あぁもぅ……イッ……アァァァーー!!」
体を駆け回る激しい快感!
衝撃に耐えきれず筋肉が硬直する。暴れる快感に意識まで持っていかれるみたい。
「ン"ッ……奏多っっ!!」
朧気に見える巽さんは、苦しそうに歯を喰いしばっていて、だけど杭が私の深いところを貫いた時、ビクッて体が震えたの。
……あぁ巽さんもイッたんだ。
どうしてか解らないけど、巽さんがイッたことを私の体が感じたのよ。
「はぁはぁっ……かなた……」
「…………」
息も整わないうちに、巽さんは私の額にキスしたとは思う。
でも私は、初めて体験した性の衝撃と、もて余す余韻に、いつのまにか意識を手放して……いた。