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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第7章 女子トーク(仮)

次々と偉い人達が社内に入っていく中、『あっ!』と思う人が来たの。

(無視したほうがいいんだよね?)

正面から歩いて来るのは聖様。あの個室に聖様も居たんだから、勿論私のことを知っている。
というより、巽さんは聖様から私の名前を聞いたと言っていたはず。
新人の受付嬢の名前なんて、よく知っていたよねなんて思いつつも……。

『おはようございます』

カウンターの中で、お辞儀しながら挨拶。これが受付の基本姿勢。
でも、いつもは通りすぎる聖様が、こちらに向かって歩いて来るの!

「やあ。この間は大丈夫だったかい?」

話しかけられたのは勿論私。朝陽の手前、本当のことを言えないし……当たり障りなくやり過ごせないだろうか?

「この間は多大なご迷惑をおかけ致しました。大変申し訳ありません」
「仕事外のこと、僕は怒る気はないよ夏目君?」
「ありがとうございます」

横でチラチラ見ている朝陽の目が痛い。
『やっぱりあったでしょう』そう言っているようで、いたたまれないの。
隠したのが裏目に出たみたい、私の自業自得だけどね。

「くすっ。そこまで固くなられると困るかな?
もう少し肩の力を抜いて話して欲しいと、僕は思う」
「……ですが」
「個人的に君と話をしてみたいね、これは僕からの感想」
「恐縮です」

間違っても本人に向かって『聖様』とは言えず、私は俯きながら言葉に答えるだけ。

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