この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第7章 女子トーク(仮)

◇◇

「今日のアポイントメント予約は46件、その他に……って、聞いてる奏多?」
「……え? う、うん聞いてるよ」

あ、また……。
家に帰った後から、こうして思いに耽ることが多い。
休日の殆どを、こんな感じで過ごしてしまったくらいには、私には衝撃だったのよ。
……違う。朝居なかったことで現実味がないから。全て私の夢だったんじゃないか、私は酔って自分であのホテルに入り眠ってしまったのでは? 何度も同じことを考えてる。

「……だから奏多!」
「ごめん朝陽」
「やっぱり、なにかあったじゃ……。ねぇ……」
「ないよ。ちょっと寝不足なだけだから気にしないで」

心配している朝陽に、こんな言い方しかできないなんて、私が少し情けない。
なんて言っていいのか分からないの。ほら、朝陽が帰る前に聖様を見て不服そうだったのが、心に引っ掛かっていて……。
いつもは明るく元気な朝陽なのに、あんな雰囲気で暴言を吐くのは、私も初めて見たので余計に言いにくくなっているのよ。



朝応対は、社員はほぼ出勤しているので、少し遅く来る重役対応から始まる。
とは言っても、受付の私達では挨拶程度しか出来ない、向こうも話かけることも無いのが日常。

『おはようございます』

今日、一番最初に来たのは社長。実年齢より若い感じで、私と朝陽が挨拶すれば、必ずこちらを向いて頷いてくれる。
やり手社長ともなると、社員の一人一人をしっかり見ているのかな? 色んな意味で気を付けなくちゃ。

/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ