この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喪服奴隷・七菜
第13章 受精奴隷
どれくらい時間が過ぎたのだろうか。あたりは真っ暗になっている。
七菜はベッドに座る省吾の隣に、一緒になって座っている。
意を決したように省吾の手をギュッと握る。
『わかりましたお義兄さん、あなたの夢に協力します!
でも勘違いしないでください。私は一生あなたの籍には入りません。
そのかわり、もし子供が産まれたら、その子の認知はお願いしますね。
父親のいない子供にはしたくないんです。
私は一人でその子をきちんと育てます。あなたの助けは借りません。
成人して自分の意志をしっかり持って、あなたの家を継ぎたいというなら
それはそれでいいと思っています。むしろ背中を押してあげます。
それでよろしいですね?』

ビックリした顔で省吾が七菜の顔を見つめる。
「七菜、お前、本当にそれでいいのか?」
『私だって子供は欲しいんです。これだけ身体を汚されて、穢されて
これから先、好きになる人に告白できますか?もう諦めるしかないでしょ。
私には隆がいます。でも残念なことに二人の間に子供は作れませんでした。
私だって愛する子供をギュッと抱きしめたいんです。
だったら、隆と血とつながりのあるお義兄さんなら、許せる気がするんです。
おかしいですか?』
最後は涙声になって、啜り泣きになって感情をそのまま吐露する七菜。

省吾は七菜の肩を抱き
「おかしくなんかないさ。隆の兄として礼を言うよ。
立派な嫁を持った弟は果報者だ。
だから正直に言う。お前の心が俺にはなくとも、俺はお前を愛していく。
ただし、お前のことはこれからも苛め抜くぞ。それが俺の愛の形だ。
捻じ曲がった性癖で、そんな形でしか人を愛せないサディストなんだ。
利己主義者で自分のためなら、たとえ身内でも平気で地獄に叩き落とす。
俺の中では、七菜は弟の嫁でも何でもない。俺の欲望を満たすだけの奴隷だ。
七菜、お前はそれでも平気なのか?」
七菜はコックリと頷く。
『だって、それが私のご主人様でしょ?』
七菜は心の底からの笑顔で応える。
/177ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ