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私を抱いて…離さないで
第3章 パパ
ブッブッ……
《この前は出来なかったから、今回は君とヤりたいんだけど、いい?》
私がオンラインである事に気付いたのか。新しいメッセージが直ぐに送られてくる。
「……」
当たり前のように、グイグイと押して畳み掛けようとする姿勢に嫌悪感が増す。
このはかせって人も、それだけ必死なんだろうけど。
〈解りました。待ち合わせはどこにしますか?〉
《じゃあ、駅前にある××ホテル。そこの○号室にいるから、今から来れる?》
「……」
××ホテルは、その界隈では名の通ったビジネスホテル。この近くだと、大学の最寄り駅にある。
〈ごめんなさい。今はその近くにいないので……〉
咄嗟にそう打ち込む。
待ち合わせ場所がいきなりホテルだなんて、幾ら何でも危険すぎる。
嫌悪感が不信感へと変わる。この危機察知能力でもある直感を信じて、送信ボタンに指を掛けた──時だった。
《この前は出来なかったから、今回は君とヤりたいんだけど、いい?》
私がオンラインである事に気付いたのか。新しいメッセージが直ぐに送られてくる。
「……」
当たり前のように、グイグイと押して畳み掛けようとする姿勢に嫌悪感が増す。
このはかせって人も、それだけ必死なんだろうけど。
〈解りました。待ち合わせはどこにしますか?〉
《じゃあ、駅前にある××ホテル。そこの○号室にいるから、今から来れる?》
「……」
××ホテルは、その界隈では名の通ったビジネスホテル。この近くだと、大学の最寄り駅にある。
〈ごめんなさい。今はその近くにいないので……〉
咄嗟にそう打ち込む。
待ち合わせ場所がいきなりホテルだなんて、幾ら何でも危険すぎる。
嫌悪感が不信感へと変わる。この危機察知能力でもある直感を信じて、送信ボタンに指を掛けた──時だった。