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私を抱いて…離さないで
第3章 パパ

* * *
会いたい。
先生に会いたい。
ぎゅっと抱き締められながら、よしよしされたい。
次、いつ会えるんだろう。先生からの連絡が、待ち遠しい……
「すいませーん! 誰もいないのー?!」
遠くから大声が聞こえ、ハッと我に返る。棚に商品を陳列しながら、頭の中は先生の事でいっぱいで、不覚にもボンヤリしていた。
「……っ、すみません。お待ち下さい」
作業途中で立ち上がり、急いでレジへと向かう。
ピッ、ピッ
バーコードリーダーに品物を近付け、淡々と会計済のカゴに入れる。
「……」
「先程は、お待たせしてすみませんでした。……ありがとうございました」
会計後、深々と頭を下げる。
何を言う訳でもなく、カゴを持った客が無表情のままサッカー台へと捌けていく。
「……」
それを見送った後、小さな溜め息をついた。
会いたい。
先生に会いたい。
ぎゅっと抱き締められながら、よしよしされたい。
次、いつ会えるんだろう。先生からの連絡が、待ち遠しい……
「すいませーん! 誰もいないのー?!」
遠くから大声が聞こえ、ハッと我に返る。棚に商品を陳列しながら、頭の中は先生の事でいっぱいで、不覚にもボンヤリしていた。
「……っ、すみません。お待ち下さい」
作業途中で立ち上がり、急いでレジへと向かう。
ピッ、ピッ
バーコードリーダーに品物を近付け、淡々と会計済のカゴに入れる。
「……」
「先程は、お待たせしてすみませんでした。……ありがとうございました」
会計後、深々と頭を下げる。
何を言う訳でもなく、カゴを持った客が無表情のままサッカー台へと捌けていく。
「……」
それを見送った後、小さな溜め息をついた。

