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私を抱いて…離さないで
第3章 パパ

三浦くんのシフトの時間は、唯一先生に会える貴重な時間帯なのに。
もし先生から連絡があった日に、バイトの予定が入っていたとしたら……?
そう思うと、躊躇してしまう。
店長も三浦くんも、心配して調整しようとしてくれているのに。
「今直ぐここで決めなくてもいいよ。川口さんの予定もあるだろうからね。……でも、なるべく早く結論を出して欲しい」
「……」
目を伏せた私に、店長が念押しする。
しん……と静まり返る空気。店内に流れる穏やかなBGM。遠くから聞こえる、微かな人々の笑い声。
「お待たせしましたぁ!」
可愛らしいウエイトレスが、元気いっぱいな声を掛けて近付き、笑顔で注文の品をテーブルに置く。
その瞬間、緊迫していた空気が緩んだのを感じ、ほっと息をつく。
もし先生から連絡があった日に、バイトの予定が入っていたとしたら……?
そう思うと、躊躇してしまう。
店長も三浦くんも、心配して調整しようとしてくれているのに。
「今直ぐここで決めなくてもいいよ。川口さんの予定もあるだろうからね。……でも、なるべく早く結論を出して欲しい」
「……」
目を伏せた私に、店長が念押しする。
しん……と静まり返る空気。店内に流れる穏やかなBGM。遠くから聞こえる、微かな人々の笑い声。
「お待たせしましたぁ!」
可愛らしいウエイトレスが、元気いっぱいな声を掛けて近付き、笑顔で注文の品をテーブルに置く。
その瞬間、緊迫していた空気が緩んだのを感じ、ほっと息をつく。

