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ふしだら音楽室〜汚された制服〜
第3章 美人家庭教師の羞恥な特別授業
「なにをヤッてるの? ちゃんとわかりやすく全部説明しなさい」

 智美の声からは教え子を諭す癒しのような柔らかさが消えていた。
 家庭教師の時は、こんなにキツイ物言いはしていなかった。
 はじめて聞く智美の冷たい声がこわかった。
 そして、智美の視線もこわかった。
 まるで命令されているかのような、逆らうことのできない芯の強い視線から逃れることはできないと観念するしかない。

 悠人は、智美の恐怖に支配され、ぼうっと頭が惚けていく感じがした。
 はじらいの感情が失せていく。
 智美に支配されるような感覚に、すべてをゆだねたくなる。
 
(あぁ……こんな言葉を高波先生に言うなんて……俺、どうかしてる……けど……)

「山口さんがエッチしてるって考えました」

 すかさず、智美が厳しい物言いを返した。

「エッチじゃない。ちゃんと言って」

 悠人はこれから口にする言葉に言いようのない興奮を感じていた。
 女性相手に、元家庭教師に、初恋の相手に、こんな卑猥な言葉を言う日が来るなんて。
 してはいけないことをするような、わざと悪いことをする恥辱にまみれた感覚。

 トクン……トクン……。

 性器がバカみたいに勃起して、スウェットとボクサートランクスを押し上げているのがわかる。
 悠人は、その言葉を発した。

「最初、山口さんがセックスしていると思いました」

 悠人の張り詰めていた想いが、ぷつんと切れた。
 智美の目が、艶やかな光りを帯びたような気がした。

「でも、山口さんのあえぎ声がゆっくりしていて、息が切れてないのでセックスじゃないなと思いました」
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