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BL短篇集
第1章 Coffee break
「カンチョー!!!」

ブスッ

「ぐっ…」

尻の穴に有り得ない衝撃を感じ、目の前が白黒になる。いや、白黒になったのは俺自身かも知れない。

「クッセ~!」

お約束のように俺の尻を刺した人差し指を鼻に当ててうめく生徒。そして逃げる。

…これだからガキは…(怒)。







「…どうしたんですか?」
足を引きずって歩く俺に声を掛ける人がいる。
「斉藤先生」
保健医の斉藤だ。
「さっき生徒に浣腸されまして」
ハハハと軽く笑うと斉藤先生は「それはそれは」と憐れむように言ってから、「ちょっとコーヒーでも飲みますか?」と俺を保健室に誘った。
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