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BL短篇集
第7章 クリスマス・イヴ
 翌日。12月25日。終業式。

おれはぼんやりと窓の外を眺めながら、担任の話を聞き流している。

『…ンァアッッ!!!』
ビクビクと男の腹におれの白濁が降りかかる。
同時に、めいいっぱい締め付けたから、おれの中にも熱いモノが吐き出されているのが分かる。
『ッ、はぁ、ごめん、中にいっぱい出ちゃった・・ …?あ!ごめん、気持ち悪いよね!!早く出さないと』
心配そうな焦った声で、顔を腕で隠したままのおれに言いながら、ズルッと異物を引き抜く。
『ンアッ』
逆流したドロドロが穴から出ていく感覚にブルリと背筋を震わせる。
『あああああ、すごい出てきちゃってる、どーしよ、やっぱりシャワーした方がいいかな』
『ンッ!!ンワッ!!?』
穴にぎゅっと何かを突っ込まれると、ふわりと身体が宙に浮かぶ。
つまり、おれのケツに丸めたティッシュを突っ込んで、お姫様だっこをされているのだ。
なんてマヌケな姿なんだ・・・

なんかいらぬダメージを受けたおれに、サンタクロースは身支度を整えながら、「どうしたの?」と首を傾げる。
『別に』
『そう?』
『あ、そうだ、これ、』
そう言いながら男は袋の中からガラクタ…もとい、オモチャを取り出す。
『…いらねーし』
『ああ、やっぱり?』
ガッカリした様子がなんだか哀れで。
『やっぱ、貰っとく』と手を出す。

『…じゃあ、行くね』
サンタクロースの格好をした男は、そう言っておれに背を向けた。

『…ッ、また、会えるか!?』

思わず、ベッドから飛び降りながら叫んでいた。。
そうすると、男はノブに手を掛けたまま、また、にこりと笑って

『いい子にしてたらまた会えるよ、夏川君』

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