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彼の世界は官能で出来ている。
第7章 ライバル?新ジャンルの新星!
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元(ハジメ)は、イチカの下半身へと手を伸ばした。
自分自身も見れぬ陰影の部分。
「止めて――――…汚いわ」
「汚くなんかないさ…君は綺麗だ。羽毛に包まれたこの花弁はどんな女より女で…美しい」
元は生え始めた若い羽毛を指でかき分け…優しく左右に開いた。
そして、そこにはヌラヌラとイヤらしくも美しい湧き水が貯め場所を求め滴り落ちる。
「あぁ…溢れて……羽毛を濡らしている…俺の指も…濡れている」
イチカは止めたくても止められない陰所から出る蜜を恨めしく眺めることしかできなかった。
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――――元…また、逢ったな!
「どうだ!濡れたか?」
いつもの喫茶店にいつもの珈琲…
すでに常連客となった私は、お気に入りのセサミサブレを口に運び一息ついた。
「――――“羽毛”って表現いいですね!でも、“濡れません”」
「――――なんだと!?ちょぴ濡れも無しか?」
「ちょい漏れ…見たいに言わないでくださいよ…」
あれから、何度も書き直し…面白い作品にはなっているが…
官能小説家…“水無月 睦”としてデビューするには…インパクトが少ない気がした。