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彼の世界は官能で出来ている。
第7章 ライバル?新ジャンルの新星!
「へえ~…相手もいないのかぁ…」
――――なんだよ…悪かったな!
すると、ピンポンとレジの呼び出しが鳴る。
「あ、悪い――――引き止めて、またな?」
「うん、またね」
嘉良くんから離れレジの対応をする。
お昼前の比較的空いている時間帯。
周りを見渡すと嘉良くんと目があった!
手をフルと嘉良くんも手を振り返してくれた。
「――――知り合いか?」
「うわぉきゃぁぉぁぉ!」
――――ビックリしたぁ!!!!
「え、瑛斗さん?――――い…いらっしゃい…ませぇ~」
後ろから声をかけてきた瑛斗に向き合うと、少しやつれている気がした。
「瑛斗さん…また、徹夜で書いてたんですか?
佐久間さんが、言ってましたよ…他の仕事も立て込んでるって……新作のミステリーも書かないといけないって」
「いつの間に佐久間さんと連絡先を交換したんだ?浮気か?」
「浮気じゃねぇ~し、私はいまだにフリーだ!絶賛彼氏募集中ですしね!」