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彼の世界は官能で出来ている。
第9章 好きとか嫌いとか
「俺は――――百々子とSEXがしたい!
でも、百々子は、たれ目ファンタジーの女なんだろ?
俺は…彼氏のいる女には手は出さない……だって面倒臭いだろ?だから――――だから…
俺の欲求を全てここに!!」
そう言うと瑛斗は鞄から原稿用紙を取り出し私に押し付けた!
「読んでくれ――――…俺の…思い」
――――もう、突っ込みどころが多すぎて…もう、オールスルーしちゃったじゃないか!
「…百々子…頼む…読んでくれ」
原稿を受け取り…瑛斗を見ると…少しやつれた顔で頬笑む…
――――イケメン…なのに…なんて不細工…
私はその場にへたり込み…原稿を読んだ…