この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
彼の世界は官能で出来ている。
第2章 彼の名は
今回は封筒に出版社の名前が入っていて助かった。
とっとと届けて――――…通常生活に戻らないと!
と――――…裏口を開けると…
「遅いぞ――――…君は働きすぎじゃないか?」
「わぁぁぁぁ!」
なんと…超絶イケメンが目の前に立っていた!?
「///なっ、なんで?――――え?なんで?」
「君に用があるからだ――――…あ…その封筒…
私は…また、忘れたのか?」
手にしていた封筒を見て…彼は鞄の中を再確認し始めた…
「あ~…はい、今回は出版社が書いてあったので…届けようかと…」
「――――そうか、それは申し訳なかった。
で、“柔毛”は“陰毛”とわかる表現だろうか」
「そうですね――――…いいと思いますが…年齢が上だとアウトだと思います……ハッ!!」
私は、つい彼の質問に素直に答えてしまい慌てて口を押さえた!
「――――また、読んだんだね…」
「読んで――――…はい、すみません」
「君って人は――――…しかし、そうか…若い娘限定の表現になるのか…“柔毛”…そうだな…柔らかいって若いって感じだからな…なるほど…」