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彼の世界は官能で出来ている。
第11章 初彼部屋の初体験
「そういえば――――…“ビショップ”のハリウッド映画化の件ど~なりました?俺、超楽しみにしてるんですけど!」
瑛斗は原稿用紙を書き直しながら、興味無さげに答える。
「あ~…決まった決まった…とりあえず…舞台が東京からニューヨークになって…名前も変わる…けど、内容は原作のままで…ほぼ決定かな?
金かかってるみたいだから…あちらさんも力が入ってる…みたいだな?」
「瑛斗さん――――…他人事みたいに…凄いことなんじゃ?」
一度読んだことはあるが、なかなか面白いミステリーだった。あれが映像になるのは私的には興味がある!
「ぶっちゃけ――――…官能が書けないストレスでやけくそで書いた作品だったから…俺的には思いれが無いんだよなぁ…」
「――――全世界の“ビショップ”ファンに謝れ!」
「末広先生…ひどいっす…」