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彼の世界は官能で出来ている。
第11章 初彼部屋の初体験
「あそこは珈琲はいまいちだが、ケーキは旨いぞ?定期的にメニューが変わるし飽きない、ぶっ飛んだスイーツも多くて俺は密かに楽しんでいるんだ。それに、愛しい百々子の顔も見たいしな!」
笑顔を惜しみ無く向けられ、私は目の奥がチカチカした!
――――ど~やったら、こんなイケメンが私の彼氏になるんだ!?いや、本当に彼氏か!?夢なのでは!!
つい、くだらない事を考えてしまうが…目の前のイケメンは「言ってやったぜ!」と、ちょっとドヤ顔なのがムカつく…
「で、官能のストレスを私にぶつけようって事ですか?聞きますよ?愚痴ぐらいは」
「お!百々子は分かってくれるかい?」
――――いえ、分かりません。
「努力しますね」
嬉しそうに抹茶サブレを口に運ぶ瑛斗は、自分用に煎れた珈琲と一緒に喉に流し込んだ。