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彼の世界は官能で出来ている。
第14章 娘VS孫
「百々子――――!え?!百々子がなんで?」
「なんでって、ここ!私の実家ですけど!」
「瑛斗さん?どなた?――――って、ニートの娘さん?うける!」
私の姿に口許を押さえて笑いたえる美央さんを私は上から見下ろし睨む!
「さっきら聞いてたら――――…悪かったわね定職につかずにフラフラしてて!
って、あんたはど~なのよ!親のすねガジガシ齧って生きてそうな頭の腐りっプリだけど?」
私の蒙激に美央さんは口をポカーンとさせる。
「百々子――――!最近、連絡つかなくて…探してたんだよ?なんで電話…出てくれないんだ?」
「は?それは、そっちでしょ?佐久間さんと連絡しても“あ~ちょっと…”しか言わない!海外行ってたとか?」
「あ~それ、海外行ってたんだけど…あっちの契約上…色々としゃべれない事が多くて…ハリウッドとの契約は面倒臭いね…百々子にも言えない事が多すぎて……トホホ」
「トホホじゃないわよ!――――で、いつ結婚するんですか?六本木にビル買ってそこで住むんですか?」
私は捲し立てるように瑛斗に言い寄る!